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「かがわコロナお知らせシステム」と「COCOA」の違いについて

 去る8月11日、香川県において「かがわコロナお知らせシステム」が導入されました。既に導入されている「COCOA」と合わせて、先日弊社でも両アプリの積極活用を再度周知したところです。



■新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」との違い


 厚生労働省が配布する「COCOA」は、携帯電話間のBluetoothを利用した通信により、感染者との個人単位の近接接触(1m以内、15分以上)の可能性が通知されるアプリです。秘匿性のある通信のため、どこで、いつ、だれとの近接接触かはわかりませんが、通知者には本人症状などから検査受診などの案内が提供されます。

 

 対して、「かがわコロナお知らせシステム」は、店舗やイベントへの訪問者履歴の蓄積により、同日訪問者の中から感染者が発生した場合に、端末へ接触の可能性が通知されます。要するにCOCOAとは”接触通知対象の規模・単位”が異なることが大きな違いとなっているようです。




■両方導入すると


 例えば、「かがわコロナお知らせシステム」から通知があって、「COCOA」から通知がなかった場合は、”近接接触はないものの、店舗・イベント等で感染者と同一の空間にいたことがある”と判断できるのではないでしょうか。

 同様に、「COCOA」から通知があって、「かがわコロナお知らせシステム」から通知がなかった場合は、不特定多数ではない、具体的な感染者との接触経路を把握することができるかも知れません。


 以上のように、感染経路やリスクを早期に把握し、検査受診など以後の行動のサポートを的確に受けることができれば、なにより「自分が拡散者となること」を未然に防ぐことができる可能性があります。

 いずれのアプリも感染そのものを防ぐ効果はありませんが、身近な人たちを守るために、新しい生活様式の一環として、各自の意識的な行動+αが求められています。




■拡散が必要


 先述のように、「COCOA」は通信型のため、当人と近接接触者双方がアプリ導入を行っていないとそもそもが成立しません。また、「かがわコロナお知らせシステム」は”香川県LINE公式アカウント”と友だちとなることで訪問履歴の蓄積(チェックイン)が可能となるようです。

 こちらの利用者が増えれば増えるほど効果が増す仕組みとなっているため、現在拡散中のコロナウイルスに対する備えとしては申し分のない構図になっています。スマートフォンをお持ちの方は、是非導入・拡散して収束への一助としましょう。


 なお、「かがわコロナお知らせシステム」の導入事業者は以下のようなQRコードが提示されるようです。すでに業種関係なく協力が必要な場面です。コードの掲示には積極的に応じ、また導入する事業者が今後増加することを願っています。




厚生労働省:新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application



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